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2 損害賠償責任

(1) 運行供用者責任
(ニ) 運転助手の責任

Q. 運転助手は、自動車の助手席に乗車中、運転者が交通事故を起こした場合、事故の相手方に損害賠償責任を負うことはありますか
A
  • 運転助手とは
    運転助手とは、自動車の助手席に同乗して、安全確認等により運転手の運転を補助する者をいいます。自動車損害賠償保障法上、このような者も「運転者」とされています(同法2条4項)。
  • 運転助手が責任を負う場合
    運転助手は運行供用者にはあたりませんので、運行供用者責任(同法3条)を負うことはありませんが、運転助手が安全確認を怠る等、事故の発生および被害の発生につき運転助手にも過失があれば、民法上の一般不法行為責任(民法709条)に基づく損害賠償責任を負うことになります。運転助手が一般不法行為責任を負うかどうかは、事案ごとに個別具体的事情によって判断されることになります。
  • 自動車損害賠償責任保険は、保有者の運行供用者責任が発生した場合には、保有者のみならず、運転者にも適用されます(自動車損害賠償保障法11条1項)。したがって、運転助手が被害者に対して損害賠償を支払った限度で、保険会社に対して保険金の支払いを請求することができます(同法15条)。