携帯電話の方はこちらからお入り下さい。

6 紛争の解決方法

(2) 示談
(ロ) 示談の相手方

Q. 自動車事故の被害者が示談をする場合、誰を示談の相手方にすればよいですか
A
  • 第三者を加害者側の担当者として示談交渉の相手にした場合に、せっかく示談が成立しかけてきたというときに、加害者本人が、「その第三者が自分の意見を聞かずに、勝手に進めてきただけだから示談を成立させることはできない」と言って、それまでの示談交渉の成果を反故にすることがあります。
    したがって、示談交渉をする際には、法律上の損害賠償責任を負担する人(しかもできれば支払能力のある人)、または、その弁護士、示談代行付保険の保険会社の担当者等適法な交渉権限のある人を相手にするべきです。
  • 法律上の損害賠償責任を負う者には、
    (1) 加害車両の運転者、
    (2) 加害車両の運行供用者、
    (3) 加害車両を使用者の業務中に運転している場合の使用者、
    (4) 加害車両の運転者が未成年の場合にはその親権者等法律上の監督義務を負う者、
    (5) 以上の者の相続人、
    等があります。
  • 最近の任意自動車保険では当たり前になってきている示談代行付保険に加害者が加入している場合には、その保険会社の担当者が示談交渉を代行します。ただ、保険会社による示談代行はあくまでも、被害者が同意する場合にのみ可能ですので、保険会社の担当者の示談交渉の進め方に不審な点があれば、保険会社との交渉を拒むことができます。本人(または本人が代理人に選任した弁護士)との交渉を選ぶことができるわけです。