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6 紛争の解決方法

(2) 示談
(ハ) 示談金の支払を確保する方法

Q. 自動車事故の被害者が示談をする場合、示談金の支払いを確保する方法にはどのようなものがありますか
A
  • 加害者が自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)や対人・対物賠償責任保険に加入しているような場合には、いったん定められた示談金が支払われなくなるという心配はまずありませんが、加害者が自賠責保険や任意保険に加入しておらず、資産もないような場合には、示談金の支払いを確保するのは非常に困難です。
  • 後者のような場合には、そもそも支払が困難になるような示談金の額や支払方法、例えば、加害者の月収が30万円であるにもかかわらず、月額20万円の分割払いとするような示談は、成立したとしても、結局支払いができなくなることは明らかですから、無意味と言わざるを得ません。加害者側の支払能力を考慮した現実的な示談内容にするべきです。
  • また、加害者の近親者等に示談金支払いの連帯保証人となってもらうことを検討するべきです。
  • さらに、加害者側が示談金を支払わない場合に、強制執行をすることができるようにするために、公正証書の作成や、簡易裁判所の即決和解を利用する方法があります。