携帯電話の方はこちらからお入り下さい。

第1 交通事故の被害者の損害賠償請求

2 損賠賠償請求の相手方
(4) 運転代行者が事故を起こした場合の依頼者

運転代行業者が人身事故を起こした場合、一般に、依頼者本人も事故の相手方に対して運行共用者責任を負うものとされています(自動車損害賠償保障法3条)。
ただし、運転代行業者は、平成14年の道路交通法改正により、都道府県公安委員会の認可を受けること、安全運転管理者の設置、料金を営業所に掲示し利用者に説明すること、保険に加入すること等が義務づけられ、さらに、平成16年の道路交通法改正により、運転を代行するには2種免許が必要となり、タクシーと同様の法的規制が及びつつあるといえます。
そのため、今後は、タクシーの乗客がタクシー運転手の起こした事故について運行共用者責任を負わないとされているのと同様に、運転代行業者が起こした事故について依頼者本人は運行共用者責任を負わないようになるかもしれません。